めまいを知ろう!

誰しもが一度は経験のある「めまい」・・・

しかし、それは多くの謎に包まれています。ここでは、そのベールを1つ1つ解明していきましょう。

めまいは「文明病」?

「めまい」は古くから知られ、おそらく日本で最も古い病名といえます。めまいは19世紀中頃まで、脳の病気と考えられていました。しかし、フランスの耳鼻科医メニエールは強いめまいを訴えていた少女がたまたま肺炎で死亡後解剖し、耳に出血性病変があったと発表。彼の発表を機に、その後の研究者が内耳の異常でもめまいが起こるとして「メニエール病」と名付けたのです。

その後、めまいは耳鼻科で診る・・・という風潮が広がるも、文明が進むにつれて耳だけでは説明のつかないめまいも増えてきました。この点から、めまい=「文明病」として表現するものもいます。

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日本では「めまい」、アメリカでは・・・

めまいとして含まれる症状は天井や頭がグルグル回る感じだけでなく、フワフワする、フラフラする、まっすぐ歩けない・・・などさまざまです。「めまい」という病名(または症状名)はなんとなく適切ではないと思いつつ、あまりにも一般的な症状名になり今日でも広く取り扱われています。アメリカではこれらの症状を「平衡機能障害(体のバランスが崩れる状態)」として表現するようです。

めまいは謎が多い!

めまいには多くの謎が潜んでいて、その原因や治療法も解明されていません。そんな中でもめまいの根底にある平衡機能障害は耳だけでなく、目から脳への情報、手足の深部感覚の異常、首を中心とした神経の障害などが脳で総合的に結合され複雑に絡んでいるものと考えられています。よって、めまい=一ヶ所の病気ではないのです。これらのことを十分に理解した上で、治療に専念していきましょう。

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COLUMN:めまいの経験談

今から7年前、私は営業のためとある地方へ車を走らせていました。その日は朝から頭痛がし、まるで雲の上を歩いているかのようなフワフワ感もありました。これがめまい症状だとも知らず、そのまま車を運転していたのです。ところが、家一軒ない田舎道を走っていたところ・・・突然激しいめまいに襲われました。

それまではめまい=グルグル回るというイメージがあったのですが、私が経験しためまいは何か違ったのです。前の車との車間距離がとれず、それどころか前の車がバックしてくるような感覚さえありました。はじめてのことで慌てふためき、車を止めることすらままなりません。そうこうしながら走り続けること数分、総合病院らしき大きな建物が見えてきました。病院へ駆け込み事情を説明すると、すぐさま診てもらえることに。

悪い病気だろうか・・・と心配する私をよそに、先生から発しられた一言は「ストレス」でした。仕事の疲れやストレスが蓄積され、おそらくそれが原因となってめまいを引き起こしたのであろう・・・とのこと。自分の中でも思いあたる節は多々あり、妙に納得してしまったのを覚えています。